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家づくりコラム
2023.02.17

家づくりコラム『地鎮祭って何をするの?』

豊橋、豊川、岡崎、蒲郡、名古屋、浜松近郊で新築注文住宅、デザイン住宅、
平屋住宅をご検討中のみなさんこんにちは。
松屋地所 グランファースト 注文住宅事業部 岩井です。

 

家づくりの流れをご説明しているとお客様からこんな質問をいただきました。

「地鎮祭って何をするものなの?」

確かに。住宅に関わるお仕事をしていると自然と身の回りにある言葉でも、日常生活では意外と知らない言葉ってありますよね。

というわけで今回は、地鎮祭とは何のためにするものなのか。

地鎮祭の目的や、マナーなどについてご説明いたします。

地鎮祭って何?

地鎮祭(じちんさい)とは、土木工事や新築工事を始める際に、土地を守る神様にその土地を使用する許しを請い、工事の安全を祈る儀式のことです。

その名前のとおり「地を鎮める祭」ということですね。

しかし、地鎮祭は必ず行う必要はありません。地鎮祭を行うか行わないかは施主様のご判断となります。

費用面のコスト削減の理由から、地鎮祭と上棟式はしない、という施主様も増えています。

では、続いて地鎮祭の流れです。

 

地鎮祭はいつするの?

地鎮祭は、一般的に六曜の吉日である「大安、友引、先勝」の午前中に行うのが良いとされています。

身近な物ですとカレンダーに記載されていることが多いので確認してみてください!

工事の日程や関係者の都合によっては、必ずしも吉日に行えるとは限りません。

日程選びで重要なのは、参加する全員の予定が合うこと。そしてなにより天候が良いことです。

地鎮祭は屋外でおこなわれます。六曜にこだわり過ぎずに気持ちよく地鎮祭ができる日取りを選んでください。

 

地鎮祭は誰が参加するの?

地鎮祭は基本的に施主様ご家族、施工会社、現場監督など工事関係者が参加します

また、地鎮祭は神事ですので建築地まで神社の神主さんに来てもらい、神式で行うのが一般的です。

ハウスメーカーによっては神主さんの手配や準備をしてもらえることが多いので、相談して準備を進めましょう。

 

地鎮祭は何を準備するの?

地鎮祭に必要なものは家を建てる土地に張る縄と竹、祭壇、そしてお供え物です。

地鎮祭用品やお供え物は業者さんが用意してくれる事が多いですが、

必ず施主様側が準備しないといけない物もあります。

 

初穂料(玉串料)

神主さんへのお礼も兼ね、神社に奉納するものです。

地鎮祭終了後に神主さんに持ち帰って頂き、神社に奉納して頂きます。

(紅白の蝶結びののし袋に入れるのを忘れずに)

初穂料の相場は2万円〜5万円程度ですが、依頼をする神社によって異なりますので、事前に確認をしましょう。

お供え物

基本的なお供え物は
・お神酒、一升(1800ml)
・お米、一合(洗米、約150g)
・海の幸2~3品(鯛の尾頭付き、もしくは昆布やするめなどの乾物)
・山の幸2~3品(果物)
・野菜2~3品(大根、芋などの根菜系とトマト、ナスなどの果菜系の二種類を用意)
・塩

 

地域によって違いがありますので、施主様側が用意する際は必ず神社やハウスメーカーに内容を確認しましょう。

ハウスメーカーや神主さんがお供え物も用意し、施主が準備しておく物は初穂料のみというケースも増えています。

 

地鎮祭当日

当日は、資材の設営業者や神主さんが土地に祭壇などを設置し、お供え物を並べるなどの準備が整った後、儀式を始めます。

 

当日の服装

個人のおうちの地鎮祭でしたら普段着でも大丈夫です。

とはいえ儀式を執り行ってくれる神主さんや施工会社の人はもちろん正装で伺いますので、極端に派手なものや露出の多いものを避けて清潔感のある服装ををお選びください。

また、その後に近所への挨拶回りをされ場合もあるので最低限、失礼のない服装を心がけましょう。

地鎮祭の流れ

地鎮祭の流れと内容を簡単にご紹介します。

難しい言葉が並びますが、基本的には神主さんと施工会社の人に任せれば大丈夫ですのでご安心ください!

①修祓(しゅばつ)

神主さんが参列者を祓い清める儀式です。

 

②降神(こうしん)

神様をお迎えします。

 

③献饌(けんせん)

神前に供え物を差し上げます。

 

④祝詞奏上(のりとそうじょう)

神様に建物を建てることを報告して工事の安全を祈願します。

 

⑤四方祓(しほうはらい)

土地の四隅をお祓いをし、清めます。

 

⑥地鎮の儀(じちんのぎ)

「鍬入れ之儀」という下記4つの手順で行います。

 

・工事担当者が鎌で忌み砂の草を刈ります。

・施主様が鍬(くわ)で砂を掘り起こします。

・神主が施主様の掘り起こした穴に鎮め物を鎮めます。

・施工会社が鋤(すき)を使い、鎮め物を軽く盛砂をかけます。

 

鍬入れの儀は家を建てる前までの準備段階の作業を順番通りに簡潔に表現していく儀式です。

神様に土地を耕す所作を見ていただくことでここを工事して建物を建築することを示します。

 

⑦玉串奉奠(たまぐしほうてん)

神前に玉串を捧げる儀礼です。

施主様が玉串を祭壇に置き、二礼二拍手一礼をします。

「神様お願いします」という気持ちでおこないましょう。

 

⑧撤饌(てっせん)

神様へのお供え物をお下げします。

 

⑨昇神の儀(しょうじんのぎ)

神籬に降りていた神様をお送りします。

 

⑩閉式の辞(へいしきのじ)

地鎮祭の閉会の挨拶をします。

 

地鎮祭の後は

地鎮祭が終わったら、ご近所への挨拶回りをするのが一般的です。

これからの工事で、騒音やほこり、工事車両の出入りなどで何かと迷惑を掛ける場合があるので、ご近所への挨拶は大切です!

 

地鎮祭のまとめ

今回は地鎮祭で準備するものと当日の流れについてご紹介しました。

準備するものは「初穂料」と「お供えもの」
当日行うことは「地鎮の儀」と「玉串奉奠」です。

地鎮祭は準備も含めて1時間程度になりますが、家づくりにおいて節目の1つになるかと思います。

当日の所作については、覚えていなくても神主さんが作法や順序を当日に伝えて頂きながらの進行となりますのでご安心ください。

 

地鎮祭をされる方は少なくなっている傾向ですが、

家づくりの節目として、個人的にはやっていおいてもいいのではないかなと思います。

心配や不安を神様に預けて、気持ちの良い家づくりを進めましょう!

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